EMS返送される。現地保管はたった1週間

宛先は間違っていないのにEMSが返送されてきました。郵便局で保管されていたのは1週間だけ、しかも配達先は郵便局から徒歩3分以内なのに。

 

こういったケースではどのような原因が考えられるのでしょうか?

・宛先が本当に不明だった。日本でも市町村合併などで住所が変わることがあります。受取人が日本人の為に現地情報に疎く住所変更に気が付かなかった。考えられなくはないですが、そうなるとその地区で未配達が急激に増えます。旧住所を把握していないとは考えにくいです。

 

・不在だったが連絡がつかなかった。この理由が1番多いでしょう。しかし、「不在票は入っていなかった。」と受取人からは必ず言われます。入れたのに風などで紛失してしまったのか入れなかったのは判別がつきませんが、「入れなかった」というケースも意外にあります。相手に届かなければ入れた意味がないという考え方はしない国もあるので「入れた」と言えば責任逃れができてしまう国では水掛け論です。

 

・さらにひどい場合は「配達すらしなかった」のではとの疑念も浮かびます。追跡番号で検索すると持ち戻りが無くいきなり返送となることがあるのです。

 

次に返送までの保管期間の問題ですが、1週間でも返送されるというのは過去最短タイです。最長は2ヶ月くらいもあります。(これはすでに忘れられていると考えた方が良いと思いますが)保管期限切れでの返送は1週間後には始まると見安にしておくのは結構重要かもしれません。

ただ、これにも落とし穴があり、保管切れで返送した後に「このままでは保管切れになります。」と連絡が来ることもありました。連絡係が怠慢ですとこの様な事も起こりえます。持ち戻りから1週間ではなく配達局に入った時点で1週間を数え始めた方が良いでしょう。

 

海外発送はトラブルや遅延も多いので国内よりも追跡番号を確認されていることは多いようです。日本人の気質では性善説で怪しいと思っても相手を信じ待ってしまうことも多いです。「郷に入りては郷に従うです。」不審に思ったらガンガン行きましょう。うるさい人から対応するのは万国共通です。J-addressのお勧めは現地のローカルに問い合わせを依頼する事です。日本人はマナーが良い=クレームにならない=後回しにしても大丈夫と考えられているので舐められやすいです。今回は中国で起こりましたが、先進国でも同様の事例はあります。大事なお荷物です。遠慮は損するだけですよ。

 

追記:現地即日返送が出ました。

その後、1週間を大きく超える即日返送が北米でありました。

引っ越し直後の発送だったので空き家と判断されたのかもしれません。表札はない文化の国もありますが、ここはポストに名前を書く習慣のエリアでした。

翌日、郵便局に連絡しましたが、もうありませんでした。配達の時には何日も保管しておくくせに返送が早すぎるのは釈然としません。

2週間後に別の荷物を送りましたが、家主のオーナーさんが連絡も表札も対応してくれたので今度はちゃんと届きました。

 

「&」で宛名を一工夫して両方の宛名で受け取り可能に

 

お客様からご要望のあった事例です。在宅時にお荷物が届けばよいのですが、不在の場合、EMSは再配達せずに郵便局など指定の場所へ自ら取りに行かなければならない国も多いです。その際には、身分証の提示が必要となりますが、宛名本人しか受け取れず、余計な手間が掛かることがあります。例えば、ご主人様宛で奥様が引き取りに行きますと受け取れないということです。

 

そのような可能性がある場合には「&」を使っての併記をご依頼ください。Taro Tenso & Hanako Tenso と宛名書きをいたします。このような対処でお二人どちらが引き取りに出向かれても受け取りがスムーズになります。