「一時帰国で日本での買い物が手荷物では持ちきれない。」「引っ越しに伴っての出国だが、それほど荷物は多くない。」このようなケースでは自分の出国前に国際郵便を出して日本を離れることもあります。
不備があり、郵便局から返送連絡が来ました。自分ではどうすることもできないのでかなりショックです。もう、荷物はあきらめるしかないのでしょうか?
代理人として手助けしてくれる人がいれば何とかなります。まずは、代理人の方が受け取りに行くことができる郵便局に転送依頼をしましょう。
荷物(郵便)を代理で受け取る場合、代理人の身分証と(同居の家族以外は)委任状が必要となります。
ひな形があるわけではないので自分で左のように作れば文面は問題ありません。
だだし、代理受け取りは依頼人が日本にいる場合を想定しています。規定が無いだけに局員がどう判断するか分からない点があります。
すでに海外にいるがPDFでの印刷で大丈夫か?
印鑑は?受取人住所は退去済みの日本の住所で構わないのか?
差出人の家まで返送される?郵便局までの局留め返送?違いは?
代理人が荷物を引き取りに行くことよりも、代理人に委任状を送ることの方が大変ですね。通常、返品は差出人の自宅です。今回のケースをうまく切り抜ける方法はないのでしょうか?
<続きがあります。>
弊社のサポートの中で「個人情報に関係すると判断したもの」「すべての方には当てはまらない事例」は一般公開しておりません。会員様専用情報としてご契約後にマイページのリンクページ「参考事例」で確認できます。実際起こったことですが、レアケースもありますので必ず実現可能との誤解を避けるための対応です。ご理解いただけますようお願い申し上げます。
「破損」「紛失」といったトラブルにも備える必要があります
今回のケースの失敗は出国した場合に返送品を自分では受け取れない、返送されることを考慮していないことにあります。もう一つ、注意しなくてはならないことがあります。無事に滞在国に配達されればいいのですが、返送以外にも「破損」「紛失」といったトラブルも起こりえるのです。この時、郵便局に対して調査請求書を出したり、損害賠償をしたりするのは「差出人」です。
この場合は、荷物の引き取りと異なり代理人は使えません。受取人としての立場として滞在国で調査請求書を出すことになります。「日本で差出人として」と「滞在国で受取人として」どちらがまじめに対応してくれるかは言及しなくてもお分かりだと思います。
弊社会員様から事前にご連絡をいただいた場合には差出人として弊社名義で発送されることを了解させていただいております。事前にインボイスのコピーをお送りください。
トラブルが起きた場合には、解決にかかる時間に対して費用をご請求させていただきますが、何もなければ無料対応です。万が一のケースに対して安心して発送していただける安全弁とお考え下さい。
個人情報流出防止の弊害??
Amazonで商品購入した場合、Amazonの倉庫から発送する場合は品名の記載がありません。(マーケットプレイスの出品者さんが発送する場合は様々です。)また、オークションなどで落札した商品もプライベート発送があり個人情報が守られることを選択することができます。中身が分からないものを配送することを良く運送会社が認めたものだなと思いますが、利用者の意識の中に「荷物は秘密にしていても配送できる」と植え付けられてしまったのではと考えております。
国際貨物、国際郵便は「危険物」「禁制品」として事故の危険性や違法性により輸送できないものがあります。常識的に判断して自制できるもの、麻薬などの世界共通なものはさすがにほとんどありませんが、それぞれの国が独自に取り締まるものやリチウム電池やアルコールの度数などの輸送条件が付いているものの中には「ばれないかも」と安易に考えているケースを目にします。
「普段の国内配送の弊害では?」とどうしても考えてしまいます。日本人の気質にそぐわないほどルールを破るハードルが引き下げられてしまっています。国別情報で輸入国の禁制品をちゃんと確認して送っていますか?国内と国際郵便をきちんと区別して送ることは必須です。いざ、痛い目にあった時の被害がとても甚大ですのでご注意ください。